世代交代 ~店長って奥が深いなぁと~ -93ページ目

後悔。



 子供の頃、裏の堤防で積もった雪の上を、そりで滑って遊んでいました。途中に木の廃材を埋め込んで、ジャンプ台にしたりして・・。少しのジャンプが、子供心にいまでいう「トヨタBIGAIR」なみの興奮でした。
 

 やがて、雪は溶けすごしやすいゆるい風が吹く頃、上着を脱いだ僕らは裏の堤防で、今度はつくしを採っていました。 その頃と同じ場所から見る景色は、もうその頃のものではありませんでした。一面田んぼで、遠くに団地の見えるその堤防からは、一軒家がずらっと並び住宅街と言っていいほどの景色でした。  
  



「ステロイド」とはそもそも何なのか?薬であることは間違いないですが。「副腎皮質ホルモン」という名称で呼ばれる薬です。それに強度もあり、また基剤(薬効成分を滑らかな軟膏状態にするもの、ワセリン等)との割合もありで、様々な形となってわれわれの生活に近いところにあります。
 
 コメントでも言いましたが、「抑える」という効果はあくまでも、一時しのぎであるということです。それで、よくなったように見かけ上見え、また時間がたつとかゆみが出る。そうすると今度は薬の効果が前ほど顕著に現れない感じがします。まあそれでも塗らないよりはましと思って塗ります。だんだん効き目がないと錯覚し、病院に駆け込むと「ではこちらの薬に変えて見ましょう」という解説のもとにさらに強度の増したステロイドを処方されることになります。もうこの説明である程度お解かりかと思いますが、繰り返しなのです。
   
   
  抑えることの繰り返しなのです。決してこの薬では治りません。
    
   
  そうする間、体内ではまた悪魔が根を広げています。先にも述べたとおり、~ホルモンという名前からホルモン剤なのです。
  
  このホルモン、実は体内の副腎という場所で普通に生成されているものです。よく、子供の頃風邪をひいたり、蚊にさされたり異常が発生すると、例えば咳が出たり、熱が出る、患部が痒くなったり、赤くなる。そういった防御反応をわからせてくれるものです。つまり、人間の体内にはそういった、自ら回復させる機能があり、栄養補給や休息で元通りになるというすごいものなのです。それを、ステロイドを使うとどうなるか?簡潔に言うと、副腎の働きどころがなくなるということです。出る幕のないまま、薬というホルモンが患部を和らげます。繰り返せば、機能そのものが低下し、やがて副腎がその役目を忘れてしまいます。機能を失えばつまり、もうその症状を緩和するにはステロイド以外に方法がなくなるわけです。
   
   
   ステロイド皮膚炎と呼ぶそうです。

私はおそらく大学2年の夏頃始めて皮膚科にかかり、その後頻度に多少の差はあるものの、昨年の秋までは薬とともに生活していました。いろんな情報を知ることとなった今では後悔もありますが、知っていたらそれはそれで悩んでいたと思います。生活は夜勤の後、そこで社員になり昼間の仕事になってはいました。約3年弱働いていました。

 
  じゃあ薬やめて多少の症状を我慢して、自然に治るのを待てばいいんじゃないかなと、、。



  私もそう思いました。偶然昨年秋に、ステロイドはよくない(それまではまったく悪いと疑うこともしていなかった)とうたう先生がいることを友人からの勧めで知り、まぁ駆け込むとまでは言わないが、塗らずに済むようになるのならという感じで、参考までに行ってみました。そこで、リバウンドが起こることも知りましたが、社会生活に支障をきたすとは夢にも思いませんでした。そこで、俺もこのまま薬と付き合っててもなぁと真剣に考え、週1で行ってたサウナで今夜は薬やめてみようと思いました。

  
   
   それで、初日の記事にあるような朝を翌日迎えることになったのです。

全くといっていいほど、リバウンドになるまではステロイドの怖さを知らなかった私は、少しでも多くの人に怖さや使い方の注意などをお知らせしたいと思いました。いまはまだリバウンドの最中ですが、何もしなくては気持ちも晴れません。もし、今常用していたり、脱ステロイドについて考えている人は意見交換しましょう。
もちろん処置についてのアドバイスは、お医者ではない俺に頼られても困るのでそのへんはしっかり、お調べになることをお勧めします。一人間としてもし、悩んだり困ってる人がいたらこの場を借りて力になれたらと思っています。




   今夜はおでんと新じゃがのキムチ炒めを作りました。おでんは母からの指令で、14時頃に大根と昆布を火にかけあとはストーブの上でコトコトやってみました。面取りっておもしろいですね( ゜∀゜)・∵. ブハッ!!帰宅した母に、コーヒーを入れ食事の準備をするのは気分のいいものです。




   変わってしまった景色、、、悲しい気分にも一瞬なりましたが、それとは別に子供の頃を思い出したりも出来ます。10年っていう時間を振り返るには、それなりに時間がかかるのではないかと思います。

   



 今日の一曲  サザンオールスターズで「BYE BYE MY LOVE」

記憶。

ここ数日22時頃に外へ出て空を見上げつつ、散歩する日があります。地元に戻り、ふとそんな気分のときが時々あります。
    
      こんなにソラ広かったっけ?

      星ってこんなにあったっけ?

      オリオン座ってはっきりわかるんやな、、。


 いろんな感想を持ちますが、それでいて非常に気分が晴れやかになり心があったかくなります。なんか嬉しいんです。自然を少し感じれた気がして・・。



   10年近く一人で暮らしていた時代、空をゆっくり見上げることはまず無かったと思います。ましてや真上を見上げるなんてことはとてもとても。ビルだったり、車の走行音だったり、照明の明るさだったり。



   自然以外のモノに溢れた世界にいました。

それを自然と思っていました。ということは、俺の心には自然の空からもらう温かい気持ちは無かったのかな、と思います。もちろん冷酷な人間ではないですが、味わえるはずのものをみすみす逃していたのかと残念な気持ちです。




 私は19年間一度も皮膚の疾患というものは経験していません。むしろすべすべの健康な肌の持ち主でした。一人暮らしをはじめて1年半くらいでしょうか?手が少し荒れ、頬や腕にかゆみがでてきました。気に留めるほどではなかったのですがさほどよくはならず、ある時初めて皮膚科に行きました。そこで出されたのが
 
 
  <ステロイドです。
 
 聞いた事ある人も多いと思います。もちろんその時点で恐ろしさを知るわけがありません。知っていればこんな目に遭わなかったかもしれません。その当時、かゆいなと思うたびに塗る程度でしたが、次第に肌の乾燥も伴い風呂上りに塗らずにはいられないくらいになっていました。それから、一進一退を繰り返し、ある年には寒い時期になると慢性の赤みが目立つようになりました。それをも薬に頼る自分がそこにはいて、程度の強い薬に変えたりしてました。また、大学時代は薬の頻度も一日一回塗るか塗らないか程度で、多少赤いのも良いほうだと錯覚するくらいでした。96年~99年までそんな生活でした。
 しかしその当時、盆や正月に地元に帰ると二、三日で肌がつるつるになり、クリームいらず、薬いらずになっていました。やはり一人暮らしの不摂生が原因か、それとも水か、考えましたが結論には至らず、肌がきれいで気分よくなりワンルームへ帰るとやはり一週間ほどでかさつき、かゆみが出ていました。薬を塗っていました。
 

 大学卒業後、夜勤のバイトを2年弱やりました。このときはすでに、ステロイド依存が始まっていました。塗って症状が軽くなり、塗らないと悪化する。繰り返すうちに、接客業だった手前、いつ塗れば赤くならないか、どれくらい塗れば赤みはとれるか?そんなことを毎日考えながら鏡を見てた気がします。
 もちろん皮膚科で薬を処方されるとき、程度に種類がありこのくすりは第Ⅲ群です、との説明は受けました。恐らくⅡ,Ⅲ群を常用していました。説明といっても、いずれ依存になるとかリバウンドはきついとかそんな事は一切教えてくれませんでした。

   
   そりゃそうですよね。この薬危険です!!


って言いながら処方する医者は世の中にいないでしょOo。(・。・*)y-~~ プハー


今に至るまでの経過の約半分を記させてもらいました。続きは明日。ステロイドの怖さ、世の中の認知度の低さ、リバウンドの怖さ。それらを伝えていけたらなと思います。あとリバウンドの内容や、ステロイドについての認識は、リバウンド突入直後にあまりの怖さに、ネットで調べて知ることになりました。その辺の知識の無さも原因ですけどね。

このブログ、はじめは自己紹介だらけになりますがお許しください。



最近あなたは空を見上げましたか?
満点の星空、澄んだ空気、ちゃんと受け止めることが出来ますか?
普段味わえない気持ちにきっとなると思いますよ。



 
 今日の一曲 小泉今日子「木枯らしに抱かれて」

前説。

ご訪問ありがとうございます。
「世代交代」のとおると申します。

ちょっと長いですがブログ始める経緯を説明します。

生まれてこの方皮膚のトラブルは全くありませんでした。大学進学で上京し、(埼玉ですけど)一人暮らしをし始め2年目あたりから、顔や腕、足、おなかなど痒くなり始めました。

原因は特に意識しないうちに赤みも出てきたので近くの皮膚科へ通院し始めました。それが何気に処方されたステロイドでした。「ミルドベード軟膏」を身体に、顔にはもう少し程度の弱いものでした。

その後月一のペースで薬もらってましたがなかなか良くならず、少し調子良くてもまた症状が出てくる。その繰り返しでした。ある時皮膚科で強めの薬を処方してもらいました。「マイザー軟膏」でした。それから一進一退の日々で気がつけば薬無しでは、納得の行くと言うか調子のよい状態を維持できなくなってました。

多分皮膚科は22歳くらいから通っていたと思います。28歳の3月まで。数ヶ月通わなくてもいい時期もありましたが、結局は薬に頼ってました。昨年4月都内に引越し、6月くらいにまた悪化し始めて近くの皮膚科へ。

個人のお医者でした。症状が悪すぎたのか、「御茶ノ水」の「順天堂病院」を紹介されました。薬の名前は違いますが、ステロイドであろう「DPU」と書かれたものを身体に、「ロコイド軟膏」と「プロペト」を混ぜたものを顔に、後には飲み薬を3種類でした。

実は埼玉の部屋が住んで時間経っていたので、ほこりやらダニやら外からの要因で発症しているものと当然のように思っていました。引っ越せば綺麗なへやだ!治るぞ!とこれも当然のように思ってました。

しかし慢性の赤みや、かさつき、かゆみは治まらず、薬無しでは逆にそれがプレッシャーになるほど頼っていました。仕事のストレスもあったでしょう、状態は良くない日々が続きました。

昨年11月ある友人の紹介で、ステロイド無しでのアトピー治療というある治療センターを教えてもらいました。そこは身体の筋系を整え、自然治癒を高め薬を減らしていくと言うものでした。他にはO脚や背骨のゆがみ等の治療。そこで薬を止めるとリバウンドというものが必ず来る事を聞きました。そこで薬を使わなくなるのなら・・と安易に思ったことは事実です。

病院に通う気持ちでそこにもお世話になってみようかなと思いその日一度治療を受けました。数日経ったある日、疲れを取る意味でも近くのサウナに行きました。帰宅後ちょっと薬を塗らずに寝てみようかなとふと思ったのです。

あれ程先生からの話にリバウンドには過程があり、徐々に減らしていかなきゃならない、と聞いていたのに。まさか自分が・・と思っていたのでしょうね。これから通うんだし一日くらい塗らなくても・・と思ったのですね。


翌朝すべてのはじまりです。その数週間後、ステロイド、リバウンドの怖さ、皮膚炎の誤解、自然治癒力、食事の重要性、あらゆる情報をはじめて目にするのでした。


私の経験や意見、そういったものから何か感じていけたらと足跡残すためにもブログ始めてみました。楽しくて仕方ありません!!